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【囲碁】第19回アジア競技大会囲碁競技【杭州アジア大会囲碁競技】

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15日は囲碁の日。(当ブログの掟)
2023年9月24日~10月3日に
第19回アジア競技大会囲碁競技が行われました。
 
日本は男子団体戦3位の銅メダルに
女子団体戦3位の銅メダルと健闘しましたが
韓国中国に勝てず悔しい結果でした。
 
個人戦は男子のみで台湾代表の許皓鋐九段が
トーナメントで韓国代表の申眞諝九段と
中国代表の柯潔九段に勝ち
台湾では敵なしと言われる実力を見せつけ金メダルに。
 
日本代表の一力遼九段は4位に輝きましたが
実力はメダルに届くと思っていただけに残念。
今回はその男子個人本戦3位決定戦の対局を勉強しました。

黒:申眞諝 白:一力遼
 
自分が囲碁の勉強の参考にしている
申眞諝さんが布石で三々に打ってくれたのが嬉しく
今大会の棋譜で一番記憶に残っています。

一力遼さんは布石で三々に打っていたのは知っていますが
申眞諝さんが布石で三々は初めて見たレベルです。
 
申眞諝さんは必ずと言っても良い程に
小目に小ケイマガカリを愛用しています。
一力遼さんは高目ガカリもよく打つイメージです。

ここまで白は手堅い印象で
黒は手厚く打つお手本のような進行です。
 
自分が今の最新定石で理解が追い付いていないのが
この左下にある進行です。

コウ材が十分にあったので採用したんでしょうけど
自分は正直怖いと思っちゃう進行です。
手厚く打っていたので当然と言えば当然なのかもですが
数手先までしっかり読めていないと打てない打ち方です。
 
右下は結局は星に三々した進行になり

白2段にしてけど地とか厚みは貰えましたが
先手を取られてしまった感じです。
 
ここまで互角な進行です。

中央が黒の勢力っぽい雰囲気で
左下が完全には生きていないのでどうなるか。
 
ここから申眞諝さんの真骨頂が出ます。

黒67と黒69は普通の人はなかなか打てないです。
流れによって勝ちに結び付けちゃう凄い手だと思いました。
 
一力遼さんも完璧な打ち回しだったのですが

白94が打ち過ぎてしまったらしく
白94では左下の生きを確保したほうが安全だったようです。
 
黒は左下を包囲するようにしながらコウ材を作り
ドカンっと黒111と取ろうとするような手を打ちました。

黒127が決め手になりました。

世界レベルの棋士となると
ずっと均衡を保てているのが凄いです。
石の流れが見ていて凄い綺麗なので
囲碁は芸術なんだと思っちゃいます。

 

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