15日は囲碁の日。(当ブログの掟)
6段に向けてコツコツ対局しています。
最近の囲碁ニュースとして
仲邑女流棋聖が韓国移籍へと
ビックリするような出来事がありました。
来年3月から韓国で対局することになり
以降は日本の公式戦は出場せず
タイトルも返上するという形となるようです。
日本棋院から韓国棋院への移籍は
野球に例えるとメジャーリーグに行くような感じで
今は韓国の方が高いレベルの環境となっているため
そこで勉強したいという気持ちが高まったそうです。
仲邑女流棋聖のレベルであれば
日本での女流タイトル戦に挑戦し続けれたと思いますが
全てを捨てても良い覚悟で韓国移籍するのは
凄い挑戦だと思っちゃいますし
自分の碁に自信があるんだなとも思います。
日本は藤井聡太八冠の活躍もあって
将棋の方が注目されていますが
囲碁の方は目立っていないのが残念です。
自分がネット囲碁を楽しんでいる野狐囲碁でも
対局者として韓国や中国の人がほとんどで
日本人の打ち手は希少な存在です。
打ち手のレベルも韓国や中国の人が強い傾向なので
日本人が増えてくれた良いのなといつも思っています。
この1ヶ月に打った対局の一つをピックアップ。
自分の黒番です。(ちなみにいつもですが対局相手は韓国の方です)
最近は申眞諝さんの影響もあってか
小目に小ケイマガカリを愛用しています。
ただはさまれるのは珍しかったので
知識不足のわからんちんで困りました|=ω=*)
この時点で黒が敗勢になり
白の方が形勢良しになっています。
ただ中央の厚みとコウに強い形なので
切り替えて頑張るかという気持ちでした。
後から調べた絶芸さんの検討は
黒の打ち方としては間違ってないようです。
白14とされた時に黒15がダメだったようで
もっと複雑に攻めるような打ち方を示されました。
さかのぼって実戦黒7のカケがダメなのかなと思ったら
絶芸さんと同じようなイメージだったので
実戦の白の打ち方が力強すぎて理解出来なくて
正直また勉強しないといけない所だなと思いました。
実戦に戻って黒31で左下の星を三々で地を奪ってから
お互いに大場に打って白優勢のまま中盤戦に。
中央に黒の厚みが増えて形勢判断の数字は黒有利ですが
絶芸さんが言うには勝率はまだ白の方が良いみたいです。
白58に対する黒59の打ち方が実戦悩みました。
黒はフワっと無理しない程度に打ったのですが
白が力強い棋風だったので戦いになってしまいました。
ちなみに絶芸さんの黒59は
自分と同じような読み筋でした。
絶芸さんの感覚は自分のモノにしてきているのですが
相手がゴリゴリに攻めてくるとわからなくなってしまいます。
戦いの中で黒はコウに持っていけました。
左上にコウ材が沢山ある黒にとっては嬉しい展開です。
黒はコウを解消し一旦落ち着きました。
右下の攻防で白は間違った手を打ってしまい
全て丸っと取れたので黒が一気に追いつきました。
白の正しい打ち方として
このように打てば取られることはなかったです。
ただ後手になるので難しい判断だったのかもしれません。
勝負の流れが完全に黒に向いたのは黒173の辺りです。
白地になりそうな所を逆に攻めており
白は困ってしまったんじゃないかと思います。
黒も白172で右上全体が白に丸呑みされているのですが
生きる余地はあると判断していました。
下辺全体を黒は全部獲り切ることに成功して
後は右上を生きれてどうなるかの展開に。
黒215が狙っていた手筋ではあって
黒225と軽く生きて勝ちを確信しましたが
まだ細かく良い勝負だった模様Σ(￣ロ￣ノ)ノ
ただこの後も白が力強く打ち過ぎて自滅したので
何やかんやの黒勝ちになりました。
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プロ棋士の棋譜を見る勉強と
絶芸さんの石の流れを見ることで
綺麗な打ち方は出来るようになってきているのですが
相手が力強く攻めるタイプだと甘さが出ます|=ω=*)
囲碁は攻められるより
攻める方が難しいと思っているので
序盤はちゃんと攻められるようにしたい所です。
