タイトルホルダーの渡辺明名人に
挑戦者藤井聡太竜王が挑戦する第81期名人戦ですが
藤井聡太竜王が4勝1敗で名人奪取しました。
それにより史上最年少名人・七冠が誕生です！
これまでの最年少名人は谷川浩司十七世名人が樹立した
21歳2ヶ月を20歳10ヶ月と39年11ヶ月ぶりに更新し
七冠制覇は羽生善治九段が達成した以来の
史上2人目の七冠となります。
破られないであろう記録であった
史上最年少名人と七冠をしてしまったんです。
名人は最短で5年はかかりますし
それを20歳で獲るのは難しいと思われていました。
七冠もプロの世界でも抜きん出ないと無理なんです。
今は1つタイトル戦が増えて(叡王戦)八冠ありますが
タイトル戦に挑戦するだけでも名誉なことだと思います。
第81期名人戦全てを観ていましたが
自分が一番印象に残ったのは第4局です。
藤井竜王が先手の渡辺名人が後手で
藤井竜王が69手で勝利した対局です。
終局時刻は16時45分で夕食休憩前の早い決着であり
渡辺名人としては不出来な対局になってしまいましたが
投了する姿に名人のプライドが垣間見れました。
自分が好きな将棋棋士の中田功八段が解説していましたが
どのような姿でどのような負け方をして後世に残すのか
棋士の在り方と棋譜の美しさを重んじていて感動しました。
その人間の感性はAIに辿り着けない境地だと思います。
5局目も94手の美しい投了図となって
渡辺名人は最後まで格好良かった…！
最後に対局した場所も「緑露山宿 藤井荘」で
藤井七冠としては縁起の良い場所となり
名前的にも将棋ファンの名所になりそうですね。
次の藤井七冠のタイトル戦は第94期棋聖戦で
挑戦者佐々木大地七段と対局します。
第1局は6月5日にベトナム(ダナン市)です。
まさかのベトナムΣ(￣ロ￣ノ)ノ
そこもABEMAさんで生配信されるとのことで楽しみにしてます。
